未完成/現在進行形の40年 大滝詠一『EACH TIME』

時期を逸している感もあるが、世間一般は連休モードなので大滝詠一『EACH TIME』の40周年盤について。 毎度のナイアガラ商法という向きもいるだろうし、過去のリリース盤と一体何がどう違うのか、コアなファン以外は何に関心を持てばよいのかわからんという…

ラストライン 2024

やや遅くなったが定点観測エントリー。 先日、今年度の入社式に出席した。来賓という扱いには苦笑いするしかない。今年は出席することはないと思っていたのだが、少し事情が変わった。 もはや自分の入社式のことなど記憶の遥か彼方、当日何を思い何を決心し…

製造業勤務なら一読あれ バリューチェーン別製造業の会計監査実務ハンドブック

内部監査業務を担当するようになって5年経とうとしている。内部監査といっても、それまでに社内に知見や蓄積がなかったので(ない、というわけではなかったがだいぶ世間でいう内部監査とかけ離れているシロモノ)手探りで進めているうちに時間だけが経過して…

逃げる2月 (備忘録)

時間がどんどん過ぎてゆく。と、いうことで2月の備忘録。 まず仕事面。 1. 工場部門にかかわる監査業務中心。 2. 次世代監査担当者探し 1. は詳細は書けないが、業務手続の確認を数点。ひとつは取引先にも出向いた。 監査作業中に生じた疑問が理由。コロナ禍…

どこからどこへ 2023→2024

(不)定期エントリー。毎年末、ちゃんと書いていた時期もあるのだが。 新年早々の災害や重大事故でどのような感情をもてばよいのか当惑しているまま迎えた3日の夕刻、一昨年の秋から闘病を続けていた部下が力尽きたとの連絡が入る。無念の一言しかない。 そ…

「地獄へ行く道」あるいは天国へのきざはし #legalAC

このエントリーは、2023年の法務系アドヴェントカレンダー #legalAC 参加エントリーです。表のトリを務めさせていただきます。 天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである (マキアヴェッリ『手紙』、塩野七生「マキアヴェッリ語録…

『泳ぐ者』 予断がまねく苦さ

今回のネタは『泳ぐ者』(青山文平 新潮社) 新刊ではない。単行本は2021年3月刊。この秋文庫化された。前blogで前作にあたる『半席』を取り上げたのが2019年2月。その2か月後に監査業務に主軸を置くようになった。今思えば不思議なタイミングだと思う。 時…

拾い読み『ビジネス法務 2023年12月号』から

実に久しぶりの『拾い読み』である。ビジ法をゆっくり読むのが久しぶり、ということもある。 久々に読んだ理由は特集記事「製造物責任法(PL法)の最新実務」である。製造業勤務としてはこのネタは外せない。なぜこの時期なのか、11月は「品質月間」だが、こ…

通過(ひとつ歳をとる)

また更新を止めてしまっていた。 埋草エントリばかりになるが仕方がない。 この秋でまたひとつ歳をとった。 誕生日に何をしたかといえば、5回目のコロナワクチンの接種。接種場所は歩いて3分ほどの老人ホーム内の診療所。「中抜け」が可能な在宅勤務日に合わ…

1991年 Robbie Robertson

(再び埋草エントリ) 自分の年齢を考えれば、10代、20代の頃に聴いていたミュージシャンが年老い、そして亡くなっていくのは当然のことと頭ではわかっていても、訃報が入ればなんともいえない寂しさを味わう。 8月に入り、Robbie Robertson の訃報。さすが…

15年前の答え合わせ 『ストーリーで理解する カーブアウトM&Aの法務』

珍しく同一月内2回目の更新。 今回は書評、というよりは読書感想文。 『ストーリーで理解する カーブアウトM&Aの法務』(中央経済社:柴田堅太郎編著 中田裕人著)。 自分の企業法務担当者のスタート地点のひとつは「勤務先の株式譲渡による売却対応なのだが…

いつかは自動運転?

今回は埋草エントリー。 春先にクルマを買い替えた。8年ぶりである。これまで乗っていたクルマに不満があるわけではないが、年数、走行距離の点からリスクが高くなる領域にはいってきたからである。(8年で?と思う人がいるかもしれないが、ラテン車なので察…

読むべきは 問われるべきは 「Q&A 若手弁護士からの相談199問 特別編」

開店休業なのかただの休業なのか、かなり間の空いた更新となってしまった。この間、新型コロナに感染し熱が下がったあともモヤモヤとした体調が続いていたのだが、言い訳にもならない。 今回は春先に自分の周囲で話題になっていた書籍「Q&A若手弁護士からの…

読んでみた RULE DESIGN -組織と人の行動を科学する 

監査部門に移り、読む書籍のジャンルを拡げることになったのだが、読むこむ力が及ばないことを今更ながら痛感している。 気を取り直す。 20年ほど前に不定期に社内研修講師を務めたことがあるのだが、そのカリキュラムは管理職/管理職候補者対象に、「組織…

ご挨拶

この度、こちらにブログを構えることにした。よろしくお願いいたします。 都合2か所、更新頻度はともかく10年ちょっとblogを続けてきたのだが、自身の職種が変わりblogタイトルとエントリ内容をあわせるのが難しくなってきたのがその理由。 匿名blogなのだか…